ローソク足の見方
ローソク足は一定時間における相場の値(始値、終値、安値、高値)を表しており、その時間内の相場の流れが一目でわかるようになっている。
英語でもキャンドルチャートと呼ばれていて、5分足、1時間足、日足、週足、月足と時間単位で切り替えて見ることができる。

始値(はじめね)よりも終値(終値)が高いものを陽線といい、始値よりも終値が安いものを陰線という。ヒゲとよばれる細い線はその間の最高値、最安値を示し終値、始値との差があるほどヒゲは長くなる。

次は頻出パターンから流れを読み解いてみよう。
三角保ち合い

持合いから収束する三角形をつくり、その後どちらかにブレイクするパターン。矢印でブレイクした方についていくのが原則。上は上昇した例で下は下降の例

実際のチャートパターンは、もっと難解といえます。こういった分析いくらしても同じ条件のポジションは二度と現れません。
下図はレジスタンスラインを一旦抜けて、下降トレンドの継続と見せかけてから、逆の上昇トレンドを作っています。
この場合レジスタンスラインを上に抜けたところが、一つの買いポイントとなります。
いづれにしても、反発して流れをつくると大きな流れになりやすいと言えます。

チャートの節目はなぜ重要か?
損切りか利益確定のメドとなるので、結果的にその水準を超えるかどうかは注目をすべきところ。
テクニカルのインジケータ―分析における節目を知ることが予測の手助けとなるでしょう。
38.2%は黄金比率
フィボナッチリトレースメントという驚異の数字がある。
これはドル円に最近現れたのだが、見事にフィボナッチラインは戻りを予測していた。
直近の最安値から最高値までを100%として、その比率を算出した場合、押しや戻りの目標値が38・2%になるというものだ。
強いトレンドは38.2%、弱めのトレンドの場合は61.8%が目標数値になるという。
こうした売り買いの要因として、高値で売りにでた大口の投資家やマーケットメーカーが利益を確定しにいくことで、戻りが発生するとみられる。その後38.2%の地点で再度買い戻しにでているがその地点をフィボナッチラインは見事に予測している。
※フィボナッチは13世紀のイタリアの数学者、フィボナッチ数列など、自然界にも出現する法則を発見し発表したことで知られている。
グランビルの法則
移動平均線との関係で分析する方法で以下の8通りの売り買いポイントがある。

買いポイント
1.移動平均線が上昇の場合 ローソク足が移動平均線を下まわってから上に抜いたとき
2.移動平均線が下降している場合 終値が移動平均線を更に大きく下回ったとき
3.移動平均線が横ばいの場合 終値が移動平均線を上向きに抜いたとき
4.移動平均線が上昇している場合 移動平均線に上から近づいたがタッチせずに上にもどったとき
売りポイント
5.移動平均線が横ばいの場合 終値が移動平均線を上から下に抜いたとき
6.移動平均線が下降の場合 終値が移動平均線を上回ってから再度下に抜いたとき
7.移動平均線が下降の場合 終値が移動平均線の下から近づいて触れずに下降したとき
8.移動平均線が上昇の場合 終値が移動平均線を更に大きく上回って乖離したとき
※移動平均線とは一定期間(5日間21日間50日間90日間など)の終値の平均値を結んだ線、他の移動平均線と区別するために単純移動平均線と言う場合もある。