2025年問題

 団塊世代(戦後のベビーブームに生まれた人)が75歳に達して後期高齢者人口が2200万人以上になる。これは成人の4分の1にあたる。
このことにより医療費、介護、年金などの社会保障費がますます膨らむという切実な問題。医療及び介護の支出だけでも64兆円になると推計されており、財源不足が深刻。
 一方介護職の人材不足も深刻、2020年時点で介護関係職種の有効求人ん倍率は3.8倍と求人に対して応募者が極端に少ない状態だ。今後この状態は更に悪化し、2025年までに34万人の介護人材が不足すると見込まれている。

※有効求人倍率とはハローワークに申し込まれた求人数を求職者で割った値。
企業の求人が10人で求職者が二人なら有効求人倍率は10÷2=5で5倍となる。

介護サービス職への転職支援制度

これらの問題を回避するため厚生労働省は2020年4月、介護サービスへの転職を支援する新制度をスタートさせる。
その内容は、資格取得までの研修費用支援、生活資金支援、就職前に20万円を貸し出し、2年間就労すれば返済免除など、実に太っ腹な内容。

これらを踏まえ、今後上昇が見込まれる介護関連銘柄株

[2175] エス・エム・エス
[2374] セントケア・ホールディング

すでにある制度

再就職準備金貸付事業
介護職としての知識や経験をお持ちの方が、再び介護の仕事に就くことをサポートするための貸付制度。
介護のお仕事に復帰するための費用について、最大40万円を貸与。その後、2年間の介護職員の業務に従事することにより、返還が全額免除される。

しかし、今回の新事業はコロナ失業の人材を呼び込むなど新たな人材確保で、2025問題の課題解決とコロナ失業という二つの問題を解決する、一石二鳥の効果を得るという期待が高まっている。