
先日(2月20日)、ユナイテッド航空の旅客機(デンバー発→ホノルル行)が離陸後エンジントラブルを起こした。エンジンが燃えながら飛んでいる映像は衝撃的だった。
又、バーツが多数落下し、コロラド州の住宅地に降り注いだ。
幸い飛行機は無事にデンバーに戻り着陸、大事には至らなかった。

航空株評価が上がる
そんな事故が有ったばかりだが、むしろ航空株はこれから上昇しそうだ。
航空株や旅行業界株は2020年コロナ禍の影響で下落して以来ある程度の回復はしたもののコロナ前の水準から見れば、まだ半値程度のものが多い。

ドイツ銀行アナリストの高評価
そんな中、アメリカ航空株の評価が上がったと報じられた。
The Motley Foolが報じた記事によるとアメリカンエアー、デルタ、ジェットブルー、スピリットなどアメリカ大手航空株の評価が上昇している。

感染者数の下落とワクチンの投与率の上昇が根拠だが、今後数ヶ月以内に航空業界は回復し、年末までにはほぼ元通りになるという見通しを示したのだ。
日本の航空株は
この傾向は日本の航空株にも影響を与えそうだ。


ANAのほうがJALより回復が遅いのは固定費率の高いANAのほうが、不況時の赤字体質になりやすいことなどが影響しているかもしれない。
日本の航空株は、これまでもアメリカの航空株を追従するような動きをしており、上昇トレンドになりそうな気配だ。どちらも今が買い時かもしれない。
2月26日、日経平均は1200円の大暴落だったが、それでも日本の航空株はほとんど下がらなかった。この現象から見ても、航空株の評価が高まっていると言える。