インバースETFやレバラージETFを長期保有するのは損
具体的には日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)のような商品
2020年は投資初心者や新規参入者が急増した。
ETFは初心者にとってお勧めの商品が多いが、インバースETFやレバラージETFとなると話は別だ。
少額で株式投資できるネット証券なども増えたことで、簡単な説明だけを見て、インバースETFやレバラージETFを購入すケースが増えているという。
しかし、インバースETFやレバラージETFはETFの構成銘柄や連動対象などの商品性をしっかり理解したうえで売買を行うことが極めて大切。
インバースETFやレバラージETF、仕組みの概略はこうだ。
「ある時点からその時点までの日経平均騰落率の-2倍に連動」ではなく、「日々の騰落率を日経平均株価の日々の騰落の-2倍に連動」しているため、一般的には日経平均株価が上昇・下落を繰り返すほど不利になる。
超短期とレイダー用商品
つまり、デイトレーダーのような、超短期トレイダー用商品であって。NISAで長期の非課税投資といった長期投資を行うには、向いていない。
レバレッジ型やインバース型のETFは、銘柄選択の手間がなく、上昇トレンドの投資効果を高めたり、現物株式のヘッジに使用したりと様々な投資手法に活用できる優れた商品だが、長期投資に向かず、短期・超短期の投資に活用すべきものだ。