総合商社に投資機会が来ている。
三菱商事/伊藤忠商事/三井物産/丸紅/住友商事

三菱商事株価5年チャート

インフレにも良いインフレと悪いインフレがあり

 今のインフレはどうか?日本のインフレは総じて評価すれば良いインフレに分類されると思われるが、一部悪いインフレに属すると思われる要素がある。それがエネルギー価格の上昇だ。

 特に天然ガスの上昇、いままで原油が上昇しても天然ガズの上昇はなかったが、今は天然ガスも同時に上昇、それが発生点となってエネルギー価格全体の上昇要因となっている。

アジア価格、1カ月余りで3割上昇

 LNGのアジア市場のスポット(随時契約)価格は10日時点で100万BTU(英国熱量単位)当たり20ドル強と、7月末より3割高い。9月15日、日経新聞より

中国では石炭不足(中国は7割が石炭発電の国)で停電が起こり、天然ガス発電への切り替えが進む。

SDGsでもLNGの需要は拡大する

 世界の潮流は持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)で天然ガスの需要は増大している。なぜか?

 天然ガスは脱炭素社会となっても調整電源エネルギーとしてLNGの需要は今後拡大していく。自然エネルギー発電など不安定な電源の補助のしての役割は増加すると考えられている。

注目される総合商社株

 そこで、注目されているのが総合商社だ。なかでも、三菱商事、三井物産はLNGのビジネスで世界展開していることがプラス要因となるだろう。

配当金推移(1株当たりの配当金)

中間年間
2017年度47円110円
2018年度62円125円
2019年度64円132円
2020年度67円134円
増配が続いている三菱商事

エネルギー価格上昇が日本株に追い風となる要因

 資源関連価格の拡大は、在庫を豊富に抱える商社や鉄鋼、科学、石油産業にとっては短期的業績の拡大となる。
 その間にエネルギー価格が安定ることや、世界トップクラスの日本の環境技術は中、長期的に日本企業の競争優位要因となりえる。例えば、ハイブリット車が今後見直されると日本の車業界の技術はプラス要因となるだろう。

そして、アフターコロナでエネルギー不足という状況はしばらく続きそうだ。