HODL
“hold on for dear life” は買ったら一生持ち続けろのスラングとして、暗号資産(仮想通貨)投資の世界で流行している言い回しだ。
今回は一生とは言わないが、ある程度持ち続けて配当を狙っていきたい。
そういう、注目銘柄を選んでみた。
業績の伸びや現在の収益状況、長期的な目線で期待できるのはズバリこの3社
中でもオリックスとUFJはNISA積立株としても人気だ。
長期上昇トレンドを形成している銘柄は、中長期的にみても市場の評価は変わりにくいため、仮に一時的に下落しても、もう一度株価を戻してくる可能性が高い。
8591 オリックス
(金融不動産、リース、レンタル業) 配当利回り4.42% 配当性向50%
業務拡大、海外展開、先行投資などで業績が良く、当期純利益が長期増加トレンドを維持し続けている。
配当性向も50%で、今後も配当の伸びが期待できる。

1951円 5月28日終値
オリックスは5月23日自社株買を発表
5月23日のIR情報によると上限5000万株、取得総額の上限500億円 取得期間2021年5月17日~2022年3月31日
これにより、株主還元の強化と資本効率の向上が期待できる。
IR(Investor Relations)とは、企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績や今後の見通しなどを発表すること。
自社株買い
自社株買いされた株は将来的に焼却(消される)ので株主にとっては一株の価値が向上する好材料となる。
又、自社の持ち株については配当の対象とならず、一株あたりの利益(EPS)も上昇する。
つまり、自社株買いすると、配当総額は減るが個々の株主の配当金は増配となり株主還元の強化となる。
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
(金融サービス業) 配当利回り4,3% 配当性向43%
海外での貸し出し業績が伸びでおり。米金利が上がればさらに収益増となる。
再生可能エネルギーや金融が好調で利益回復。
今年5月に業績の上方修正を発表、その結果配当性向は58%から43%に下がった。
配当性向43%に下がったことで、今後も増配の期待大。

631円 5月28日終値
8892 日本エスコン
(不動産賃貸業) 配当利回り4.75% 配当性向32.49%
ESGへの取り組みも高評価材料、中部電力株式会社との資本業務提携して、次世代型スマートハウス、コネクティッドホーム等の共同研究など。
配当性向が30%台と低く今後増配も期待できる。

800円 5月28日終値
配当性向とは
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標。
配当性向は高ければ良いというものではなく、増配になっても配当性向が高すぎる場合は要注意といえる。
まずは企業業績や利益の伸びを重視したい。
そのうえで配当性向がある程度高いものが好まれる。30~60%程度がちょうど良いところと考えている。