過去の大統領選挙年を分析してみる。
すると、大統領選挙年の8月~11月にドル円は下落傾向を示し
そして、選挙後の11月~12月は上昇傾向となっている事がわかる。
年による違いはあるものの選挙後はほぼ必ず急上昇する。
1996年からの数字を見てみよう。
1996年9月 108円 クリントン勝利
選挙後上昇し
1997年中は急上昇
1998年8月 144円まで上がる
1998年8月 116円に急落
2000年9月 106円 ブッシュ勝利
選挙後から上昇
2001年 急上昇
2001年 12月 134円
2004年11月 103円 ブッシュ勝利
選挙後から上昇
2005年急上昇 119円まで上がり
2007年7月123円まで上昇するがその後下落傾向が長く続く
2008年12月90円 オバマ勝利
選挙後上昇
2009年3月までは上昇し98円
その後2012年まで下降が続く
2012年2月 最安値 76円
2012年9月 78円 オバマ勝利
選挙後から急上昇
2015年 まで上昇続き124円
2015年から 下降が始まり
2016年の9月まで下降 101円 トランプ勝利
選挙後急上昇
2017年1月 117円
しかし、上昇傾向は長く続かず
2017年1月以降徐々に下落傾向で現在に至る
現在約105円
今回の選挙でもトランプ、バイデンのどちらが勝利するかに関わらず、選挙後は政治の不透明感が解消することからドル買いが優勢となり、ドル円は上昇傾向となると考えられる。
そして、大統領選挙後の1年目はドル高傾向がつづきやすい。
今後のドル円の動きは
以上のことから今後のドル円の動きを予測すると、以下のようになる。
選挙結果が判明する11月中旬まで、104~106円
選挙結果判明後から 108円
そして来年以降は 110円に向けた動きとなる。